テレビ電波受信障害調査や机上検討を行うにあたっては、一定の精度を保つため、(一社)日本CATV技術協会の加盟各社における調査内容や障害範囲等の技術精度を標準化するため、同法人調査部会から技術指導を受けることが義務付けられています。
また「テレビ受信障害調査報告書」には、(一社)日本CATV技術協会認定の「CATV総合監理技術者」・「第1級CATV技術者」の作成が義務付けられています。
トーエーシステムには「CATV総合監理技術者」が在籍しており、安心してお任せいただけます。
建造物の建築に伴い、地上デジタル放送テレビ電波受信障害調査が欠かせません。
地上デジタル放送でもテレビ電波受信障害は発生します。地上デジタル放送のテレビ受信障害は、受信電界強度の強い地域ではアナログ放送に比べて大幅に減少しますが、送信所から遠方の中弱電界強度の地域ではアナログ放送と同規模の障害が発生する場合があります。
デジタル放送の受信障害では、画面にブロックノイズが入ったり、フリーズ、受信不能となるなどアナログ放送と比べて誰の目にも障害が分かります。事前にどの地域で障害発生に可能性があるかの事前調査等、十分な配慮が必要になります。
また、机上検討図は、調査対象範囲を示したもので、障害範囲の予測範囲を決定するには現地調査が必要です。
机上検討図と事前調査後の予測範囲には、差異が生じます。しゃへい障害の距離が2〜3倍、場所によっては4〜5倍に大きく(長く)なったり、逆に半分から三分の一程度に小さく(短く)なる場合もあります。
地上デジタル放送の対策工事は事前対応が望ましく、障害発生後の対応になるとテレビが見られない時期が発生し、近隣とのトラブルになることも多々あります。
そのためにも事前調査を行い、障害範囲を確認することが重要です。早めの、事前調査をお勧めいたします。
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